本当にロングキャストできるのか②
ヨーヅリの「アオリーQロングキャスト」というエギは、本当にロングキャストできるのか。
という単純な疑問から実際に投げ比べてみた結果。
「安定した飛距離でよく飛びました」というザックリとした報告で終わった昨日のブログ。
今日はこの結論に至るまでの経緯について、あらためて詳しく報告したいと思います。
基本的な方法は、用意した3つのエギをそれぞれ5回づつ投げて距離を計測します。
キャストの方法は、エギをバットガイドまで垂らした状態からのペンデュラムキャスト。
エギが着水したら素早く糸ふけを取り、そのままラインを巻き取ってエギを回収します。
この回収時にリールのハンドルを回した数をカウントし、これを記録して集計しました。
実際にエギが飛んだ距離や、ラインの長さの正確な計測や算出には至りませんが。
しかし同じ条件での結果を明確な数字で比較する事はできると思います。
そんな方法ではあてにならん!!・・・とお考えの方は、これより先はご遠慮ください。
そんな方法でも参考にしたい・・・とお考えの方のみ、どうぞ引き続きご覧ください。

■元祖アオリーQ3.5号:表記ウエイト19g(実測20.05g)
1回目:63
2回目:63
3回目:66
4回目:68
5回目:68
平均値:65.6

■ez-Qマグキャスト3.5号:表記ウエイト19g(実測18.89g)
1回目:75
2回目:68
3回目:77
4回目:69
5回目:75
平均値:72.8

■アオリーQロングキャスト3.5号:表記ウエイト22g(実測22.25g)
1回目:69
2回目:73
3回目:75
4回目:74
5回目:73
平均値:72.8
以上のような結果になりました。
まず「元祖アオリーQ」については、だいぶ以前から使い続けているエギでもあり、いまさら特筆すべき感想はありません。
このエギを使った事のある方は多いと思いますので、これを基準に他のデータと比較してもらえるとわかりやすいでしょう。
「ez-Qマグキャスト」は実際の釣行時にも常々感じていたのですが、飛距離が安定しにくい事をあらためて実感しました。
スカッと真っすぐ遠くまで飛んでいく時もあれば、カーブを描きながら失速していく事もあり、なんだか扱い難さを感じます。
しかし従来のエギと比べれば明らかに飛んでいるので、遠投したいサーフなどでは重宝していました。
そして最後に「アオリーQロングキャスト」ですが、上記のデータでお察しの通り最初の一投目を失敗しました。
ある程度予想はしていたものの、22gを超えるウエイトとファットなボディは投げ心地の悪さを感じるほどでした。
とはいえそれはすぐに慣れる程度の違和感でもあり、馴染んでしまえば後は安定した飛距離を稼ぐ事ができます。
というわけで「アオリーQロングキャスト」は、その名の通り遠くまでよく飛ぶエギである事がわかりました。
飛行姿勢に安定感があり、キャストごとの飛距離のバラツキも少なく、コントロールも定まりやすいと感じました。
石津浜でサーフエギングする時には、これで遠くにいるアオリイカをしっかり攻略したいと思います。
なお、今回の試し投げはごく限られた条件や要因による偏ったものである事も考えられます。
すべてのエギングシーンやアングラーに共通するとは限りませんので、あらかじめご了承ください。
20230405 ルアーショップ・マスオカ






